まずは、学習塾に生徒が入ってくるプロセスを考えてみましょう。
たとえば、ある一人の生徒が入塾するのに、彼(彼女)はどのくらいのモノに触れて入塾にまで
至るのでしょうか。
母親が塾のチラシを見たとしましょう。チラシを手に取ったきっかけは、買い物の途中に、自転
車で塾の前を何度も通った経験があるからです。先生たちがいつも元気良く生徒を出迎えている
様子を見て、子供にその塾の話をして みた。
すると、在籍生が友人にいて、塾の話を聞いたことがあると言います。
それを知った母親は「そろそろ、塾へ行かせようか」と考え、もう一度、チラシを見てみると
「無料体験授業実施中」と書いてある。じゃぁ、試しに問い合わせてみようかと思い立ち電話
で問い合わせをするのです。
この場合のきっかけは「チラシ」です。ただし、母親が塾の前をよく通っていて、先生たちが
元気良く生徒を出迎えていたからこそ、記憶に残っていたのでチラシに関心を持ったのです。
子供が友人から話を聞いていたのは、「口コミ」です。在籍生が友人に話をする「何か」が
あったということで す。
また、問い合わせをする最終のきっかけは無料体験授業です。 つまり、この場合、大きく分け
ると、チラシ、塾の取り組み、口コミ、入口の設定、という4つの要素を経て問 い合わせに
至っているのです。
生徒の入塾は、多くの要素が絡みながら行われています。そのため「これをすれば必ず生徒
が集まる!」という 打ち出の小槌のような集客方法はどこにもありません。
塾人としての一つひとつの活動のレベルを上げることで、塾の集客能力は必ず上がります。
もし、あなたが何人の生徒を塾に集められるのかが不安なら、その不安を原動力として、塾人
としてのスキル アップをはかり、より良い塾を作って、生徒や保護者の顧客満足度を上げてく
ださい。
あなたを見た子どもたちが自然に笑顔になって先生のそばに寄ってくるような塾を作ったのなら、
必ず利益を生み出せる人数は確保できるはずです。 万が一、それでも生徒が来ないのなら、弊社
に相談してください。