集団指導は入試から逆算したカリキュラムにあわせた指導が受けられ、授業レベルが比較的高く、
また友だちと競い合いながら学力を高められるというメリットがあります。
高校受験であればその地域のトップ校への合格実績ナンバー1塾は、ほとんどがその地域の有力
集団指導塾ですね。
中学受験でも首都圏や関西の難関校の合格実績は圧倒的に集団指導塾が占めています。
一方、個別指塾導は自分の学力にあった指導を受けられ、また通塾日や時間を選択できるので、
他の習い事や部活との両立がしやすいというメリットがあります。個別指導が対象とする生徒
の学力レベルは本当に様々で、学校の成績が1の子も、5の子も入り混じって学んでいます。
また、個別指導だけで勉強する子もいれば、集団指導塾と個別指導塾を掛け持ちするという
生徒もいます。
現在、塾業界の未経験者の方が開業する場合は、個別指導塾で開業するのが、一般的です。
と言うのも、大人数を相手にする集団指導ではやはり授業スキルや指導力の高さが求められる
ので、いきなり集団指導で開業というのは難しいからです。
また、個別指導塾での開業が多い点としては、新しく開業する場合集団指導塾よりも個別指導
の方が、生徒集めがしやすいという利点もありました。
しかし、授業料という点で個別指導の方がどうしても
高額となってしまうなどの影響もあって近年では再び集団指導塾が見直される傾向も出始めて
います。
また、最近では集団指導と個別指導という枠組みに収まらないパソコンや映像授業をメインとするICT
を活用した学習塾も増加しています。映像授業やパソコンをメインとした学習塾の場合、どのように生徒
に勉強へのモチベーションを与えるのが課題です。
私たちも、基本、塾未経験者の方が開業する場合には、個別指導での開業をおススメしています。
個別指導と集団指導で講師に求められるスキルの違いをまとめると以下のようになります。