学習塾は、自宅を使って、中古の机と椅子を置いて自分で教えて、既存のものを利用して
寺子屋スタイルで運営すれば、ほとんど開業資金はかかりません。
しかし、ビジネスとしてやる以上、ある程度の見栄えと快適性、利便性は必要です。
おおむね、開業資金としては、
・物件にかかる保証金(前家賃も含めて)として60万円
・看板代としての40万円
・備品・設備として200万円(机、椅子、パテーション、コピー機など)
・開校のための広告(チラシ)として50万円
上の4つの項目をあわせ350万円ほどはかかる計算となります。
ただし、これだけの資金があれば開業できるというわけではありません。
損益分岐点を越えて、自分自身の給料を出すに至るまでの生活費、持ち出し分をこれ
に上積み しなければなりません。
この持ち出し分を考えると、500万~600万程度の資金は、必要となってきます。
上は個人的に開業する場合であって、FCなどに加盟する場合にはさらに加盟金など
もかかります。
開業すれば分かりますが、お金の心配というのは、経営者にとって大きな精神的な負
担です。 少しでも塾経営に集中できるようオープン時には金銭的には余裕をもって開
業することをおススメ します。
そのためには公的な機関からの資金調達なども視野にいれてください。